第8回 ハイエンドカーオーディオコンテスト結果

(2023年9月16〜17日 於:つま恋リゾート彩の郷(掛川市)・敬称略)

ディーラーデモカー部門 ディーラーデモカークラス(入賞:1〜10位)

ディーラーデモカー部門ディーラーデモカークラス

順位エントリーナンバー得点販売店様名車両オーナー車種名
1DD2159.90AVKANSAI 天王寺岩元 秀明M3グレー
2DD1859.83カーオーディオクラブ高橋 祐人E350シルバー
3DD1459.43アンティフォン松居 邦彦225XE
4DD1059.38イングラフ木村 智聡E200dガンメタ
5DD859.25AVKANSAI 宝塚西村 高志Fタイプオレンジ
6DD659.23カーオーディオクラブ分銅 剛Q3
7DD358.95AVKANSAI 京都安藤 昇Eペースグレー
8DD158.88サウンドステーション ジパング道祖尾 裕二530ツーリング
9DD2058.53LAVID佐々木 裕太523d
10DD757.93LEGGERA松野 光志GLA180

エキシビション ユーザーカー部門 チャレンジクラス(入賞:1〜10位)

順位エントリーナンバー得点販売店様名車両オーナー車種名
1CH3158.28AVKANSAI 宝塚竹松 正彦CLA45Sホワイト
2CH2757.78AVKANSAI 天王寺金澤 賢一A4 Avantシルバー
3CH2457.13AVKANSAI 京都西村 明久5ツーリング
4CH1856.70AVKANSAI 宝塚近藤 彰デリカD5ホワイト
5CH1756.30AVKANSAI 天王寺中川博之X4
6CH656.15カーオーディオクラブ江口 藍里GLAガンメタ
7CH1456.03AVKANSAI 宝塚高橋 真人320iホワイト
8CH755.15イングラフ日隅 伸逸X1
9CH955.13イングラフ佐々木 雅子118dガンメタ
10CH2355.10LEGGERA藤原 秀明XC60シルバー

ユーザーカー部門 ハイレゾ・エキスパート Aクラス(入賞:1〜10位)

ユーザーカー部門ハイレゾ・エキスパート Aクラス

順位エントリーナンバー得点販売店様名車両オーナー車種名
1HA1060.50イングラフ須田山 徹雄X6
2HA3060.45AVKANSAI 天王寺中川博之X4
3HA2059.35イングラフ佐々木 雅子118dガンメタ
4HA1258.90イングラフ日隅 伸逸X1
5HA858.65イングラフ山崎 妙子GLCクーペ
6HA2158.40イングラフ川口 裕介X2
7HA1758.35MEI堀田 雅雄テリオス・キッド
8HA358.30AVKANSAI 宝塚竹松 正彦CLA45Sホワイト
9HA3358.30アンティフォン折田 和之ジュリエッタ
10HA2758.20サウンドステーション ジパング宮崎 慎一E63

ユーザーカー部門 ハイレゾ・エキスパート Bクラス(入賞:1〜10位)

ユーザーカー部門ハイレゾ・エキスパート Bクラス

順位エントリーナンバー得点販売店様名車両オーナー車種名
1HB1557.97AVKANSAI 天王寺金澤 賢一A4 Avantシルバー
2HB2457.8AVKANSAI 天王寺森本健E53
3HB1957.53サウンドフリークス澤井 孝行X2
4HB957.50AVKANSAI 京都西村 明久5ツーリング
5HB1257.17AVKANSAI 天王寺高井智好420GCガンメタ
6HB1856.90カーオーディオクラブ樫間 由忠A180
7HB3556.73ルロワ吉国 陽介オーリス
8HB2556.73LEGGERA平賀 章啓ブレイドマスター赤x黒
9HB2056.70AVKANSAI 宝塚高橋 真人320iホワイト
10HB1656.63カーオーディオクラブ江口 藍里GLAガンメタ

ユーザーカー部門 ハイレゾ・エキスパート Cクラス(入賞:1〜10位)

ユーザーカー部門ハイレゾ・エキスパート Cクラス

順位エントリーナンバー得点販売店様名車両オーナー車種名
1HC754.83AVKANSAI 天王寺植田 洋史WRX
2HC2854.8LEGGERA藤原 秀明AMG A35
3HC554.8カーオーディオクラブ吉田 慎一308
4HC2554.73エピック藤波彩乃ランクルプラドパール
5HC2054.67アミューズ川崎 洋史プリウス
6HC1054.67CALL松本杉江 一邦MAZDA3
7HC1654.63アミューズ高橋 伸明LS460
8HC2354.43LAVID千葉 洋平イヴォークブルー
9HC3454.3LEGGERA小池 晃司プリウス
10HC2454.23LEGGERA浜田 尚紀CR-V

イベントスケジュール

第8回 ハイエンドカーオーディオコンテスト
実施日時
2023年9月16日(土)・17日(日) ※雨天決行
9月16日(土): 8時集合(予定)
9月17日(日): 18時解散(予定)
実施場所
つま恋リゾート彩の郷(北ゲート)
〒436-0011
静岡県掛川市満水2000
TEL: 0537-24-1111(代)
FAX: 0537-62-0344
協賛

(※順不同)

タイムテーブル(8/25現在)
前日設営
9/15(金) 前日準備の予定。
1日目
9/16(土)

8:00

会場(カート場)集合(ショップ参加者)

つま恋北正面ゲートよりチケットを取り入場

8:30

会場準備

審査レーン・抽選ゲートテント設営・本部設営

カート場配置・コンベンションホール

10:00

ユーザーエントリー車搬入

スタッフ車両誘導、駐車係、受付係等

12:00

昼食

11:30

開会式・説明など

12:00

DD、CH 審査開始

16:00

審査終了

車両は置いたままバスでメインロビーへ移動・宿泊者チェックイン(駐車チケット受付)・コンベンションホールへ移動

17:00~18:30

ayuko ライブ(コンベンションホール)

ライブ終了後、表彰式準備

19:00

表彰式・食事(コンベンションホール)

21:00

1日目終了

2日目
9/17(日)

7:00

ホテル宿泊者朝食

朝食バイキング

7:45

スタッフロビー集合・チェックアウト

バスにて審査会場へ移動

8:00

スタッフ審査会場集合

打ち合わせ、会場設営等

8:30~9:15

ユーザーエントリー車搬入

スタッフ車両誘導、駐車係、受付係等

9:30

開会式

開会式終了後 審査員基準合わせ

10:15~10:30

審査レーンへ車両移動

誘導スタッフ

10:30~12:00

HA,HB,HC午前コンテスト審査

審査アテンドスタッフ・車両誘導スタッフ

12:00~12:50

昼食

エントラントは3グループに分け、バスにてメインロビーへ移動・昼食会場にてお弁当

13:00~16:30

HA,HB,HC午後コンテスト審査

審査アテンドスタッフ・車両誘導スタッフ

16:30

審査終了

車両施錠し、バスにてメインロビーへ移動・コンベンションホールにて表彰式

17:30

表彰式(コンベンションホール)

表彰式終了後バスにて審査会場へ移動

18:30

車両搬出

誘導スタッフ

コンテストクラスと参加資格

当コンテストでは2部門5クラスを設定。本年度は9月16日土曜日にディーラーデモカー部門ディーラーデモカークラスと、エキシビションとしてユーザーカー部門チャレンジクラスを行い、9月17日日曜日にユーザーカー部門ハイレゾエキスパート A,B,C クラスを行います。

コンテスト参加条件など

エントリー車両台数制限につきましては、ディーラーデモカークラスは1店舗につき2台まで。ユーザー部門の各クラスにつきましては、台数に制限はありません。

同伴者様の参加も可能です。

費用・宿泊・食事

土曜日からの参加者は夕食代、宿泊の施設利用料としてお一人様あたり¥17,000(税込み)をご負担いただきます(同伴者の方も同様)。

土曜日から参加される方はイベント終了後、施設より退場することができませんので、つま恋ホテルに宿泊となります。4人部屋となるため、部屋割りは事務局で決めさせていただきます(基本的にお店単位でとなります)。

日曜日のみのエントリーの方も土曜日のアーティストライブ、表彰式、食事、懇親会に参加していただけます。つま恋に宿泊となりますので、利用料お一人様あたり¥17,000(税込み)となります。

日曜日だけの参加者は施設利用料はかかりません。

昼食につきましては16日(土)、17日(日)ともにお弁当を用意いたします。それぞれ¥1000(税込み)になります。食事時のお飲み物も用意しております(同伴者の方も同様)。

つま恋リゾート彩の郷でのコンテスト開催について

つま恋施設内のカート場を会場とし審査を行います。

初日の16日(土)にディーラーデモカークラスにエントリーのショップ様にお集まりいただき、午前中に会場設営、準備を行い、午後から審査を行う予定です。ユーザークラスにつきましては午後から来場順に抽選をして審査の順番を決めます(スケジュール変更になる場合がありますのでホームページで確認していただくようお願いいたします)。

16日の表彰式はつま恋施設内のコンペンションホールにて行います。食事をしながらの表彰式の予定です。

2日目の17日(日)のユーザークラスにつきましては来場順に抽選をして審査の順番を決めます。午前、午後ともに審査をし、夕方よりコンペンションホールにて表彰式を行います。

屋外会場となりますので、エンジンをかけて審査となります。

9月16日17:00〜・ライブアーティスト紹介

ayuko

ayuko

5歳の時、初めて見たマイケルジャクソンの公演で感銘を受け、音楽に興味をもち、中学卒業後単身留学。カナダでジャズピアニストPeter Taylorのグループに参加し、ホールコンサート、教会、クラブなどでヴォーカル活動を行う。その体験からソウルフルな唱法を身につけ、それが現在につながっている。

帰国後、幼少から入門していた和太鼓軍団『武蔵流龍神太鼓』の推薦を経て、埼玉県公認指導員の資格取得。和太鼓奏者として長野オリンピック、埼玉ワールドカップ、ニューヨーク同時多発テロ・ チャリティーコンサート・イン・セントラルパークなどに参加。

2006年、金丸俊史率いるwings international corporation後援により都内各所ライブハウスで本格的に活動開始

2007年、都築学率いるブラジルバンド『Conexao Rio』のメインボーカルに抜擢。

2010年に学習院大学を卒業、翌2011年、NO!ジャンルVocal Pop Unit『Little party』を結成。カバー曲やオリジナル曲など、ジャンルに囚われないバンドとして活動を展開。

2015年、1stアルバム「Can we do it?」≪メンバー:浅川太平(p.arrange)工藤精(wb.eb)古木佳祐(wb.arrange)加納樹麻(ds)guest:大儀見元(per)岡部洋一(per)≫をaudio fab recordsよりリリース。CDはjazz japan,latina,ジャズ批評等多くのメディアで独自の世界観を持つアーティストとして取り上げられる。

2017年、クルトワイル集となる2ndアルバム「Naked circus」《メンバー:浅川太平(p.celesta)竹内直(ts)ゲスト:齋藤徹(wb)》を再びaudio fab recordsよりリリース。

現在、日本語の歌曲をジャズにアレンジした”Jazzpanese"、絵画のようにサウンドを構築する”Drawsongs”など、さまざまなユニットを意欲的に立ち上げている。

和のリズムと洋のリズムを兼ね備えた異色のボーカリストとして全国を回り精力的に活動中。

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コンテストカテゴリー詳細

ディーラーデモカー部門

エントリー受け付けは7月13日(木)より開始します。

ディーラーデモカークラス

審査日 9月16日(土)
エントリー代 ¥ 20,000
エントリー用紙PDF版 Excel版
内容

ショップの腕を競う最高峰クラス。商品、再生メディアに制限はありません。

16日(土)の審査となります。上位10台が入賞となります。

※エキシビション ユーザーカー部門

エントリー受け付けは7月13日(木)より開始します。

チャレンジクラス

審査日 9月16日(土)
エントリー代 ¥ 10,000
エントリー用紙PDF版 Excel版
内容

ポータブルDAPを含むメモリープレーヤーでの審査となり、その他のシステムに制限はありません。当コンテスト課題曲とは別に、審査員課題曲1曲と、エントリーユーザーが選ぶ課題曲の合計2曲で審査いたします。選ぶ課題曲にジャンルなどの制限はありません。

16日(土)の審査となります。上位10台が入賞となります。

ユーザーカー部門

エントリー受け付けは7月13日(木)より開始します。

ハイレゾ・エキスパート Aクラス

審査日 9月17日(日)
エントリー代 ¥ 20,000
エントリー用紙PDF版 Excel版
内容

【システム金額 310万円以上】ハイレゾでの審査が条件となります。ポータブルDAPを含むメモリープレーヤーでの審査となり、その他のシステムに制限はありません。

17日(日)の審査となります。上位10台が入賞となります。

ハイレゾ・エキスパート Bクラス

審査日 9月17日(日)
エントリー代 ¥ 20,000
エントリー用紙PDF版 Excel版
内容

【システム金額 180万円以上310万円未満】ハイレゾでの審査が条件となります。ポータブルDAPを含むメモリープレーヤーでの審査となり、その他のシステムに制限はありません。

17日(日)の審査となります。上位10台が入賞となります。

ハイレゾ・エキスパート Cクラス

審査日 9月17日(日)
エントリー代 ¥ 20,000
エントリー用紙PDF版 Excel版
内容

【システム金額 180万円未満】ハイレゾでの審査が条件となります。ポータブルDAPを含むメモリープレーヤーでの審査となり、その他のシステムに制限はありません。

17日(日)の審査となります。上位10台が入賞となります。

※日曜日のユーザークラスにつきましてはハイレゾエキスパートのみの開催となります。クラス分けに関しましてはエントリー締め切り後の集計にて平均でクラス分けをするものとします。

土曜日のチャレンジクラスは日曜日のハイレゾエキスパートクラスとのダブルエントリーの場合のみとなります。土曜日だけのエントリーは不可。日曜日だけのエントリーは可能です。

※各クラス入賞は上位10台としていますが、エントリー台数により変更になる場合があります。

各クラス注意事項

使用する海外ブランド製品については正規輸入品に限ります

ディーラーデモカークラス

  • ショップデモカー、もしくはそれに準ずる車である事。お客様の車はユーザークラスにエントリーしてください。
  • 再生プレーヤーについては車載用に限ります。ただし、ポータブルDAPについてはその限りではありません。コンテストに使用するプレーヤーは事務局では用意いたしませんので、装着しているプレーヤーでの審査となります。
  • ハイレゾでの審査となります。

ハイレゾ・エキスパートクラス・チャレンジクラス

  • 再生プレーヤーについては車載用に限ります。ただし、ポータブルDAPについてはその限りではありません。コンテストに使用するプレーヤーは事務局では用意いたしませんので、装着しているプレーヤーでの審査となります。ハイレゾが再生できればナビユニット等でも問題ありません。
  • クラス分けのシステム金額についてはヘッドユニット(DAP)、D/Aコンバーター、プロセッサー、パワーアンプ、スピーカーの合計金額となります。ケーブルやアクセサリーなどはシステム金額には含まれません。基本的に商品の税抜き定価で計算してください。価格改定などで購入時と、現時点での価格が違う場合は、現時点での定価での計算をしてください。DAPやナビゲーションなど定価が定められていない商品は実勢売価及び購入金額で算出してください。
  • チャレンジクラスにつきましては、当コンテスト課題曲は使用しません。審査員にチャレンジクラス用課題曲を選定していただきます(後日発表します)。エントリーされているユーザーが選んだ曲をもう一つの課題曲とし、合計2曲で審査します。クラシック、ジャズ、ポップス等、ジャンルは問いません。ご自身のお車のシステムに合った課題曲を選んでいただき、エントリーしてください。

その他注意点

エントリー車両の条件

審査方法

審査基準

表彰

審査員のご紹介

小原由夫先生

小原 由夫先生

オーディオビジュアル評論家。エンジニアの経歴を持ち、システムの追求を怠らない実践派として有名。

山之内正先生

山之内 正先生

大学在学時よりコントラバスの演奏を始め、今でも市民オーケストラで演奏会にも出演。年に数回はオペラ鑑賞などの為、海外を訪れる。その知識はオーディオ装置の評論などにも確実に反映されています。

土方久明先生

土方 久明先生

主に音元出版系媒体で活躍中のオーディオ評論家。ネットワークオーディオとPCオーディオに精通する新世代の評論家であり、様々なオーディオ誌にハイレゾ関連の執筆を行いながら、最近はオーディオ製品を取り扱う大手輸入商社でもハイレゾについて講義を行うなど、活発に活動中。

峯岸良行先生

峯岸 良行先生

prime sound studio form所属エンジニアとして活動、ミックスエンジニアとして多くのアーティストの作品に携わる。またイマーシブサウンドテクノロジーをいち早く取り入れ、映画や舞台の 3Dサウンドを制作してきた。近年はミキシングの経験を生かし、音楽スタジオの音響や音響機器の調整も行う。名古屋芸術大学非常勤講師。

生形三郎先生

生形 三郎先生

音大卒の若手オーディオ評論家。オーディオ専門誌各誌での執筆活動の他、作曲や録音エンジニア業も営むなど、「演奏=録音=再生」の実践に基づく評論活動を展開。スピーカー設計も手掛け、自作4wayマルチをリファレンスに据えるなど、システム構築にも広い見識をお持ちです。

岩井喬先生

岩井 喬先生

オーディオ雑誌を中学生から愛読し、高校時代に真空管アンプの自作も開始。音楽の魅力にも目覚め、音響系専門学校に進学後、都内のレコーディングスタジオに就職する。しかしソフトよりハードが好きなことを再認識し、現場から離れることに。模索を続ける中、ゲーム会社での勤務を経た後、オーディオ誌への執筆の機会を得る。『MJ・無線と実験』『Stereo』『PROSOUND』『オーディオアクセサリー』『analog』などで音楽が生まれる現場での経験を生かしたオーディオ評論を展開。アニメ雑誌の編集経験も踏まえ、いち早く“萌え”とオーディオとの親和性に気づき、イラストとのコラボ『Soundgirl』などを執筆。『アニソンオーディオ』の監修も手がけた。

秋山真先生

秋山 真先生

音響の専門学校を卒業後、CDマスタリング、DVDエンコードのエンジニアとしてキャリアをスタート。2007年には世界一のBDを作りたいと渡米し、パナソニックハリウッド研究所(PHL)に在籍。ハリウッド大作からジブリ作品に至るまで、名だたるハイクオリティ盤を数多く手がけた。帰国後はオーディオビジュアルに関する豊富な知識と経験を活かし、評論活動を展開中。2019年からは日本オーディオ協会の職員として協会運営にも携わっている。

折原一也先生

折原 一也先生

AV専門誌やモノ雑誌、WEBで活動する業界歴20年超のオーディオビジュアル評論家。スピーカーのみならずワイヤレスイヤホンなどポータブルオーディオ、ホームシアター、4Kテレビなど映像機器も専門。YouTube「オリチャンネル」も発信中。

1日目 16日(土)

  • ディーラーデモカークラス:小原先生、山之内先生、土方先生、峯岸先生
  • チャレンジクラス:生形先生、岩井先生、秋山先生、折原先生

2日目 17日(日)

  • ハイレゾ・エキスパートAクラス【システム金額 310万円以上】:審査員 小原先生、山之内先生
  • ハイレゾ・エキスパートBクラス【システム金額 180万円以上310万円未満】:審査員 土方先生、秋山先生、岩井先生
  • ハイレゾ・エキスパートCクラス【システム金額 180万円未満】:審査員 峯岸先生、生形先生、折原先生

エントリー方法

会費・エントリー費 振込先

三十三銀行 阪南支店 普通口座 6002622

ハイエンドカーオーディオ協会きょうかい事務局じむきょく 代表だいひょう 畑中はたなか光一こういち

課題曲

ディーラーデモカークラス/ハイレゾ・エキスパート ABCクラス

Diana Panton / Blue

ハイレゾ配信: https://www.e-onkyo.com/music/album/nxa632726462123/

Diana Panton / Blue 審査トラック:Track 2/Yesterday

ロサンゼルス・フィルハーモニック, グスターボ・ドゥダメル / ドヴォルザーク:交響曲第7・8・9番

ハイレゾ配信: https://www.e-onkyo.com/music/album/uml00028948634149/

ロサンゼルス・フィルハーモニック, グスターボ・ドゥダメル / ドヴォルザーク:交響曲第7・8・9番 審査トラック:Track 11/Dvořák: Symphony No. 9 in E Minor, Op. 95, B. 178, "From the New World" - III. Scherzo. Molto vivace

本年度の課題曲について、Diana Panton: BlueについてはFLAC 192kHz/24bitドヴォルザークについてはFLAC 96kHz/24bitの指定とします。

※Diana Panton: Blue FLAC 192kHz/24bit が再生されない場合はFLAC 96kHz/24bitでも可とします。

案内ではファイル形式を問わないとしておりましたが、公平性を保つためにこのように決定いたしました。ご理解お願いいたします。

エキシビション チャレンジクラス

アンドレア・バッティストーニ, 東京フィルハーモニー交響楽団 / プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」組曲、ピアソラ:シンフォニア・ブエノスアイレス(日本初演)

ハイレゾ配信: https://www.e-onkyo.com/music/album/cokm43286/

アンドレア・バッティストーニ, 東京フィルハーモニー交響楽団 / プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」組曲、ピアソラ:シンフォニア・ブエノスアイレス(日本初演)(96kHz/24bit) 審査トラック:Track 3/シンフォニア・ブエノスアイレス Op.15 III. Presto marcato〈日本初演〉(96kHz/24bit)

本年度新たに開催される、エキシビション ユーザーカー部門チャレンジクラスの課題曲になります。配信データの通り、96kHz/24bitの指定とします。

審査のポイント

Diana Panton / Blue

Track 2「Yesterday」

小原由夫先生

恋愛を歌ったD.パントンの「Pink」「Red」に続くカラー三部作のラストが本作「Blue」。失恋や傷心といった悲恋を歌った曲で占められており、元より可憐でチャーミングな印象のパントンの声質ゆえ、惜別を歌うと余計に哀切感が強調される感がある。

テンポはオリジナルのビートルズに比べて若干遅めだが、ほぼ忠実になぞっている。音像サイズは決して小さくないが、絞りすぎない程度の大きさにして、潤んだ瞳や唇が見えそうな感覚だ。リアルでセンチメンタルなその様子に、右手側からピアノのメロディーがそっと寄り添い、慰めるようだ。他の伴奏陣はギターにベース、弦楽隊。素朴でシンプルなムードを尊重して再生したい。

山之内正先生

抑揚を抑えながらしっとり歌うヴォーカルの表情を誇張なく引き出すことが重要で、声がドライなタッチにならないように柔らかさと潤いを確保することも意識したい。アンサンブルのなかで唯一ピアノがヴォーカルと対等に近い重要な役割を演じるが、主役はあくまでヴォーカルなので、バランスが逆転しないように注意すること。ピアノの高音部の音量と音色は少し控えめなぐらいがちょうどいい。ヴァイオリン、ギター、ベースはヴォーカルとピアノよりもさらに一歩下がるようなバランスが望ましく、歌の表情が際立つように追い込むことをお薦めする。最小限の編成ならではの見通しの良さを確保し、一音一音の質感を大切にすることも重要だ。

土方久明先生

高音質レーベルの2XHDから発売されているタイトルということで音質は良好だ。ボーカル曲ということで、センター定位する音像表現を求めつつ、比較的暖色のバックミュージックと比較的シャープなディテールのボーカルという質感的なコントラストを求めたい。T/Aも含めて上手に調整されていると優しく感情豊かなボーカルが表現できるはず。ピアノの質感については、透明感、適度な弾力感と音色を求めたい。また、ギターの質感とフォーカスも重要な聞きどころだ。0:26前後から入ってくる重心の低いベースは、バックミュージックに対する音量バランスと低域の分解能を確認されるが、もう1つの課題曲(クラシック)に含まれる低音楽器のバランスを取るのが難しい。また、本タイトルはただのジャズボーカルではなくペンデレツキ・ストリング・カルテットという弦楽四重奏がメンバーに入っているところがポイントで、4本の弦楽器の質感や、ボーカルや他の楽器とのレイヤー感の表現が特に上位クラスでは大切になるはず。

峯岸良行先生

ダイアナ・パントンの10枚目のアルバムは、三部作の集大成として高い評価を受けています。 2xHD独自のマスタリングは、DSD収録後にPCMに変換するDXDプロセスを使用し、高解像度の音質を実現しています。 収録にはMerging TechnologiesのHorusコンバーターも活用されています。

アルバム内の2曲目『Yesterday』は、ビートルズの名曲を、ペンデレツキ・ストリング・カルテット、指弾きガットギターのゆったりとした音色でカバー。それぞれの楽器の特徴を、適切に感じることが望ましいです。 左右の特性が十分に一致すれば、明瞭な定位感と、包まれるような音響体験が同時に期待できます。 再生の質を向上させるためには、位相特性と振幅特性がフラットで、共振や共鳴が最小限に抑えられることが重要です。 歪みの少ない再生をここがけることで、音色の正確性を得ることができます。 特に、200-500Hz帯域は、この楽曲のヴォーカルの基音であるため、再生においての重要なカギとなります。

ロサンゼルス・フィルハーモニック, グスターボ・ドゥダメル / ドヴォルザーク:交響曲第7・8・9番

Track 11「Dvořák: Symphony No. 9 in E Minor, Op. 95, B. 178, "From the New World" - III. Scherzo. Molto vivace」

小原由夫先生

南米出身のデュダメルと、彼が音楽・芸術監督を務めるロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団との収録で、彼らの根城、ウォルト・ディズニー・コンサートホールでのライブ録音。「新世界より~」の副題は、チェコ(ボヘミア)出身のドヴォルザークが、1892年にアメリカの学校に院長として招かれて3年間を過ごし、故国を懐かしむ郷愁的な心情が込められている。

第3楽章に掲げられた「モルト・ヴィヴァーチェ」とは、伊語で「たいへん活発に、とても元気に」という意味で、従って躍動感やエネルギー感を意識してほしい。迫り来るような弦と管の重奏でテーマメロディが奏でられ、ファゴットやオーボエ等の木管類の響きは奥行きを感じさせる。トライアングルやティンパニ等の打楽器は、ステージ奥の方から明確にリズムを提示する。特にティンパニの連打を怯ませず鳴らしたい。転調してからの牧歌的な旋律との対比を含め、重厚かつダイナミック、立体的な3分弱の演奏を期待したい。

山之内正先生

ホ短調、4分の3拍子。消え入るように第2楽章が終わり、緊張に満ちた第3楽章がいきなり大音量で始まる。その強烈なコントラストを意識しておくと、この楽章の意味を理解しやすいはずだ。ティンパニが8分音符と4分音符で刻むリズムの歯切れ良さを引き出すことが最も重要なポイントで、弦楽器もヴァイオリンからコントラバスまでスタッカートの音符の短さを正確に再現し、重くなりすぎないように切れの良い低音を再現することが求められる。5〜7小節に現れる短いフレーズはそれぞれチェロ、ヴァイオリンでも演奏できる音域だが、あえてコントラバスとヴィオラが弾くことで緊張を引き出しているので、それぞれの音色を正確に再現したい。抜群の演奏効果を発揮するトライアングルは左右と前後それぞれ正しい位置に定位することが望ましい。

土方久明先生

まずは、高音域から低音域までの帯域バランスと透明感や音場の広さなど、ソース音源へ対する忠実度を確認し、その上で、フォーカスと情報量を求めたい。0:09付近から始まる静寂感の中では、楽器のリアリティと実体感、さらに聴感上のSN、楽器の位置関係が確認できる。0:19から音楽的な盛り上がりを見せるので、改めて抑揚表現が確認される。この時、低域の量感が弱いとコントラバスなどの低域楽器が軽くなってしまい壮大さが出ないし、逆に低域の量が大きすぎたり分解能が悪いとリズムが鈍重になる。また、ダイアナ・パントンのベース表現(量感)とのバランスも必要とされるだろう。本楽曲の大きな聞きどころとして、右チャンネルから聞こえるティンパニーのアタック感の表現が挙げられる。存在感が希薄にならないようにしっかりと表現したい。本タイトルは、楽曲を通してサウンドステージの左右バランスと楽器の位置関係を確認される。個人的には2:40付近までがが勝負だと認識しており、その間に合計4回発生する壮大な表現部分と、3回の静寂部分それぞれの表現力が勝負を分けるポイントだと思う。

峯岸良行先生

指揮者グスターボ・ドゥダメルとロサンゼルス・フィルハーモニックは、2021年に最優秀オーケストラ演奏賞、2022年に最優秀合唱演奏賞と連続してグラミー賞を受賞しました。 その彼らが、2020年2月にウォルト・ディズニー・コンサートホールで行った演奏を収録した新作、『ドヴォルザーク:交響曲第7番~第9番』は、後期交響曲の傑作3作にドゥダメルの力強い解釈が感じられます。

収録の際には、ステレオペアメインマイクと、楽器に近接したスポットマイクを組み合わせてバランスを調整し、適切なミキシングを行います。

このようなスポットマイクの活用や編集の手法は、パーカッションのトライアングルの音色の変化から垣間見ることができます。 本作では、トライアングルの音量が、演奏の強弱に関わらす均一になっていますが、一部の箇所では、左右の相関によりセンター付近に点音像を持ち、別の箇所では無相関となって、広がり感のある音像を生み出しています。

再生においては、ライブ録音の独特の臨場感と、ノイズも含んだ環境を再現するため、注意が必要です。 低域から高域まで、全ての帯域で位相と振幅のバランスが崩れず、音量の大小に関わらず音色の一貫性を保つことが大切です。 また、ホールトーンや音の包まれ感も確保しつつ、位相のずれにも留意する必要があります。

アンドレア・バッティストーニ, 東京フィルハーモニー交響楽団 / プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」組曲、ピアソラ:シンフォニア・ブエノスアイレス(日本初演)

Track 3「シンフォニア・ブエノスアイレス Op.15 III. Presto marcato〈日本初演〉」

生形三郎先生

ライブ音源ながらの緊張感や疾走感、そして、収録音が特長的な課題曲です。

音色バランス的には、冒頭で定期的に打ち鳴らされるグランカッサ(大太鼓)の40Hzのピークを下支えに、強奏時は100~400Hzくらいまでのエネルギーが特に豊富です。よって、低域や中低域の飽和や混濁には十二分な注意が必要です。また、20Hz付近には常時暗騒音が含まれていますので、それも臨場感を形成します。さらに、超高域方向は打楽器や金管楽器が重なる強いアタック部分では40kHz程度においても比較的大きなエネルギーが収録されており、そのあたりは高域の抜け感や会場の音場感にも関わりますので、このライブ音源ならではの臨場感の再現に重要な要素となり見逃すことが出来ません。

音像は、楽器個々のフレージングにもフォーカスがある近景の姿を中心に幾重にも重なり合っていますので、再生システムの定位再現をしっかりと調整して複雑な像の重なり合いとディティール再現の両立を追求しましょう。

ダイナミックレンジも広大ですので、システム全体の過渡応答性も肝となるでしょう。特に先述した大太鼓の力強いピークや、金管楽器が奏する際の強いアタックに、しっかりと立ち上がりや立ち下がりが追従できないと茫洋な再現になってしまいます。

以上の点に留意し、冒頭に述べたライブの緊張感や疾走感、そして楽曲や演奏の持つ緊迫感を魅力的に再現しましょう。

岩井喬先生

臨場感に溢れたステージ表現で、左右・奥行きともに広がり良く、この音場の自然な空間性、重層的な前後感をいかに分離良く聴かせるかが勝負であろう。第三楽章は激しい展開の連続で、緩急をつけたフレーズが波のように次々と押し寄せてくる。まず冒頭からの太鼓系の連打によって、その低音域のエナジー溢れる量感とアタックのキレとのバランスをみたい。さらに後に続く弦楽器パート、金管楽器パートとの対比、楽器ごとの粒立ち良い描写性を引き出せるかがカギとなる。特に30秒から金管楽器、マリンバが加わるが、その分離と純度感、適切な音量差によって強調しすぎないことも肝要だ。怒涛の如く迫る展開の僅かな間隙を縫うように、49秒あたりに聴こえるピアノ、1:06周辺からの木管パート、1:36からのピアソラならではの展開といえる2台のバンドネオンの存在も埋もれさせず、強弱の抑揚を保ち、立体的に表現したい。中盤4:01周辺からのヴァイオリンソロも弦の鮮度感、潤い、際立ちをキープしつつ、前に出すぎず適度な距離感を保った描写が求められる。

秋山真先生

日本初演ということもあり、聞き馴染みの無い楽曲かもしれないが、チャレンジクラスの課題曲とは思えないほど再生難易度は高い。大前提として要求されるのは、システム全体の基礎体力だ。まずは、冒頭から轟く打楽器の低音を、混濁させることなくローエンドまでしっかり伸ばせるか。サブウーファー帯域が後部座席から遅れて聞こえてくるのはもちろんNGであり、前方から後方へ押し寄せる重低音の波として再現できるか。それと同時に、パルシブな金管楽器や木琴の立ち上がり、俯瞰で捉えたピアノや木管楽器の響きを、低域の海に沈み込ませることなく浮かび上がらせることができるか。嵐が過ぎ去ったあとの中盤は、バンドネオンや弦楽器のむせび泣くような音色をどこまでナイーブに表現できるか。さらには、個々の楽器がどこに定位しているか、正確なステージング能力が問われる。終盤はフィナーレに向けて疾走感と緊張感がどんどんクレッシェンドしていくが、途中で息切れすることなく、若きバッティストーニの指揮にしっかり追従して完奏(完走)を果たしたい。

折原一也先生

2021年に国内初演となったセルゲイ・プロコフィエフによるタンゴの形式とクラシックとの融合を目指した課題曲。ダイナミズム溢れる楽曲の再現、そしてメロディアスな旋律、これらの両立がテーマである。

前者のポイントは、曲の冒頭から怒涛の如く展開される1分35秒。ティンパニと弦楽器、重厚な低音からステージへと展開していく様をダイナミックかつ高解像に表現してほしい。特にリズムを刻む500Hz以下の周波数帯域で、時間軸における分解能の重要度が高く、木管・金管セクションが加わって以降は、全帯域の分解能が求められる。音数が増えた後は、楽器を立体的な音の定位で描き分けることがポイントだ。

後者の聞き所は楽曲4分~以降。低域のない静かなパートで弦からバンドネオン(アコーディオン)へと移行していく旋律の再現は、1kHz~の高域を歪まず、そして繋がり良く成立させる繊細さが求められる。

どちらかにフォーカスするのではなく、両立を目指したサウンドに期待したい。

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