(2024年8月31日〜9月1日 於:つま恋リゾート彩の郷(掛川市)・敬称略)
順位 | エントリーナンバー | 得点 | 販売店様名 | 車両オーナー | 車種名 | 色 |
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1 | DD1 | 59 | AVKANSAI 堺 | 樋川 憲 | RS3 | グレー |
2 | DD13 | 58.93 | AVKANSAI 天王寺 | 岩元 秀明 | M3 | グリーン |
3 | DD18 | 58.65 | イングラフ | 木村 智聡 | M2 | シルバー |
4 | DD8 | 58.63 | AVKANSAI 京都 | 安藤 昇 | Q4 | ブラック |
5 | DD6 | 57.45 | カーオーディオクラブ | 高橋 祐人 | 2GC | グレー |
6 | DD10 | 57.43 | レジェーラ | 大塚 藤人 | 330e | 黒 |
7 | DD16 | 57.4 | カーオーディオクラブ | 分銅 剛 | E350 | シルバー |
8 | DD5 | 57.25 | AVKANSAI 宝塚 | 西村 高志 | RS3 ハッチバック | 白 |
9 | DD2 | 57.2 | LAVID | 佐々木 裕太 | 523d | ブラック |
10 | DD3 | 56.93 | レジェーラ | 松野 光志 | GLA180 | 白 |
順位 | エントリーナンバー | 得点 | 販売店様名 | 車両オーナー | 車種名 | 色 |
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1 | CH12 | 59.65 | AVKANSAI 天王寺 | 米田 清隆 | RS6 アバント | ナルドグレー |
2 | CH11 | 59.1 | サウンドフリークス | 千葉 成幸 | 530ツーリング | 紺 |
3 | CH13 | 58.65 | AVKANSAI 宝塚 | 紙谷 祐亘 | RS7 | 白 |
4 | CH20 | 58.6 | MEI | 堀田雅雄 | テリオスキッド | 白 |
5 | CH22 | 58.35 | カーオーディオクラブ | 江口 藍里 | GLA | ガンメタ |
6 | CH7 | 57.95 | AVKANSAI 宝塚 | 近藤 彰 | デリカD5 | ホワイト |
7 | CH4 | 57.85 | AVKANSAI 天王寺 | 森本健 | E53 | 白 |
8 | CH5 | 57.65 | AVKANSAI 京都 | 西村 明久 | 5ツーリング | 白 |
9 | CH17 | 57.6 | レジェーラ | 藤原 秀明 | AMG A35 | 黒 |
10 | CH21 | 57.3 | イングラフ | 根本 俊哉 | GLCクーペ | 黒 |
順位 | エントリーナンバー | 得点 | 販売店様名 | 車両オーナー | 車種名 | 色 |
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1 | HA12 | 59.85 | AVKANSAI 京都 | 北川 祐士 | ハリアー | 白 |
2 | HA27 | 59.8 | AVKANSAI 天王寺 | 米田 清隆 | RS6 アバント | ナルドグレー |
3 | HA5 | 58.95 | AVKANSAI 京都 | 堂園 | 318i | 白 |
4 | HA18 | 58.6 | イングラフ | 嶋守 学 | ヴェルファイア | 白 |
5 | HA17 | 58.4 | AVKANSAI 宝塚 | 紙谷 祐亘 | RS7 | 白 |
6 | HA22 | 58.1 | イングラフ | 日隅 伸逸 | X1 | 白 |
7 | HA15 | 58.05 | イングラフ | 三好 龍彦 | X3 | 黒 |
8 | HA21 | 57.9 | サウンドフリークス | 千葉 成幸 | 530ツーリング | 紺 |
9 | HA19 | 57.8 | カーオーディオクラブ | 江口 藍里 | GLA | ガンメタ |
10 | HA25 | 57.65 | アンティフォン | 折田和之 | ジュリエッタ | 白 |
順位 | エントリーナンバー | 得点 | 販売店様名 | 車両オーナー | 車種名 | 色 |
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1 | HB21 | 58.45 | AVKANSAI 天王寺 | 森本健 | E53 | 白 |
2 | HB24 | 56.9 | サウンドフリークス | 澤井 孝行 | X2 | 白 |
3 | HB4 | 56.8 | AVKANSAI 堺 | 金澤 賢一 | Eペース | グレー |
4 | HB3 | 56.6 | AVKANSAI 京都 | 西村 明久 | 5ツーリング | 白 |
5 | HB15 | 56.35 | アンティフォン | 花村将光 | オーリス | ブロンズメタリック |
6 | HB11 | 56.3 | AVKANSAI 宝塚 | 近藤 彰 | デリカD5 | ホワイト |
7 | HB12 | 55.9 | AVKANSAI 宝塚 | 難波 亮二 | X4 | 0 |
8 | HB2 | 55.85 | LAVID | 千葉 洋平 | イヴォーク | ブルー |
9 | HB23 | 55.7 | カーオーディオクラブ | 河野 大祐 | ゴルフAT | シルバー |
10 | HB9 | 55.65 | アミューズ | 川崎 洋史 | プリウス | 白 |
順位 | エントリーナンバー | 得点 | 販売店様名 | 車両オーナー | 車種名 | 色 |
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1 | HC28 | 55.65 | レジェーラ | 秋月 祐一 | プリウス | 赤 |
2 | HC20 | 55.45 | カーオーディオクラブ | 村田 信洋 | 308 | 白 |
3 | HC26 | 55.3 | レジェーラ | 藤原 秀明 | AMG A35 | 黒 |
4 | HC10 | 55 | LAVID | 菅原 大輔 | 330i | グレー |
5 | HC16 | 54.6 | コール松本 | 杉江一邦 | MAZDA3 | 赤 |
6 | HC8 | 54 | レジェーラ | 小池 晃司 | プリウス | 白 |
7 | HC29 | 53.25 | 個人エントリー | 小川 真由美 | 4シリーズ | 黒 |
8 | HC4 | 53.15 | サウンドウェーブ | 古渡 浩 | MINI | オレンジ |
9 | HC19 | 53.05 | イースト | 西山 幸男 | ザビートル | 黄色 |
10 | HC24 | 52.95 | カーオーディオクラブ | 庵原 誠一郎 | ゴルフ4 | 黒 |
実施日時 |
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実施場所 |
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協賛(順不同) |
1日目 | ||
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8/31(土) | 8:00~11:00 |
午前中会場準備(ショップ・メーカー様) |
11:00~12:00 |
昼休憩 |
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12:00~16:00 |
ディーラークラス・ユーザーチャレンジクラス審査開始 |
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17:00~20:00 |
アーティストライブ・表彰式・食事・懇親会 |
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2日目 | ||
9/1(日) | 8:00~8:45 |
ユーザー車両搬入 |
9:00~9:30 |
開会式 |
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10:00~12:00 |
午前審査 |
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12:00~13:00 |
昼休憩 |
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13:00~16:30 |
午後審査 |
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17:00~18:00 |
表彰式 |
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18:00~ |
搬出 |
スケジュールの詳細内容につきましては、決まり次第ご報告させていただきます。
当コンテストでは2部門5クラスを設定。本年度は8月31日(土)にディーラーデモカー部門ディーラーデモカークラスと、ユーザーカー部門チャレンジクラスを行い、9月1日(日)にユーザーカー部門ハイレゾエキスパート A,B,C クラスを行います。
土曜日のチャレンジクラスと、日曜日のハイレゾエキスパートクラスはダブルエントリーが可能です。
エントリー車両台数制限につきましては、ディーラーデモカークラスは1店舗につき2台まで。ユーザー部門の各クラスにつきましては、台数に制限はありません。
同伴者様の参加も可能です。
土曜日からの参加者は夕食代、宿泊の施設利用料としてお一人様あたり¥17,000(税込み)をご負担いただきます(同伴者の方も同様)。
土曜日から参加される方はイベント終了後、施設より退場することができませんので、つま恋ホテルに宿泊となります。4人部屋となるため、部屋割りは事務局で決めさせていただきます(基本的にお店単位でとなります)。
日曜日のみのエントリーの方も土曜日のアーティストライブ、表彰式、食事、懇親会に参加していただけます。つま恋に宿泊となりますので、利用料お一人様あたり¥17,000(税込み)となります。
日曜日だけの参加者は施設利用料はかかりません。
昼食につきましては8/31日(土)、9/1日(日)ともにお弁当を用意いたします。それぞれ¥1000(税込み)になります。食事時のお飲み物も用意しております(同伴者の方も同様)。
つま恋施設内のカート場を会場とし審査を行います。
初日の8/31日(土)にディーラーデモカークラスにエントリーのショップ様にお集まりいただき、午前中に会場設営、準備を行い、午後から審査を行う予定です。ユーザークラスにつきましては午後から来場順に抽選をして審査の順番を決めます(スケジュール変更になる場合がありますのでホームページで確認していただくようお願いいたします)。
8/31日(土)の表彰式はつま恋施設内のコンベンションホールにて行います。食事をしながらの表彰式の予定です。
2日目の9/1(日)のユーザークラスにつきましては来場順に抽選をして審査の順番を決めます。午前、午後ともに審査をし、夕方よりコンベンションホールにて表彰式を行います。
屋外会場となりますので、エンジンをかけて審査となります。
山岳会会員の小田智之のオリジナル曲を演奏するため結成。
現役大学生のHina(Vo)、KADOMACHIやソロ活動もお盛んないしはまゆう(Gt)、名古屋の殆どのアーティストを支えるベーシスト梶祥太郎(Ba)、中村佳穂BANDなどのドラマー深谷雄一(Dr)に、サポートメンバー小田智之(Key)を迎えライブを行っている。
各々がプロのミュージシャンとして活躍する傍ら、実際に登山活動も行っている。
審査日 | 8月31日(土) |
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エントリー代 | ¥ 20,000 |
エントリー用紙 | PDF版 Excel版 |
内容 |
ショップの腕を競う最高峰クラス。商品、再生メディアに制限はありません。 8/31(土)の審査となります。上位10台が入賞となります。 |
審査日 | 8月31日(土) |
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エントリー代 | ¥ 10,000 |
エントリー用紙 | PDF版 Excel版 |
内容 |
ポータブルDAPを含むメモリープレーヤーでの審査となり、その他のシステムに制限はありません。当コンテスト課題曲とは別に、審査員課題曲1曲と、エントリーユーザーが選ぶ課題曲の合計2曲で審査いたします。選ぶ課題曲にジャンルなどの制限はありません。 8/31(土)の審査となります。上位10台が入賞となります。 |
審査日 | 9月1日(日) |
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エントリー代 | ¥ 20,000 |
エントリー用紙 | PDF版 Excel版 |
内容 |
【2024-08-16追記】システム総額 300万円以上とします。 ハイレゾでの審査が条件となります。ポータブルDAPを含むメモリープレーヤーでの審査となり、その他のシステムに制限はありません。 9/1(日)の審査となります。上位10台が入賞となります。 |
審査日 | 9月1日(日) |
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エントリー代 | ¥ 20,000 |
エントリー用紙 | PDF版 Excel版 |
内容 |
【2024-08-16追記】システム総額 170万円以上~300万円未満とします。 ハイレゾでの審査が条件となります。ポータブルDAPを含むメモリープレーヤーでの審査となり、その他のシステムに制限はありません。 9/1(日)の審査となります。上位10台が入賞となります。 |
審査日 | 9月1日(日) |
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エントリー代 | ¥ 20,000 |
エントリー用紙 | PDF版 Excel版 |
内容 |
【2024-08-16追記】システム総額 170万円未満とします。 ハイレゾでの審査が条件となります。ポータブルDAPを含むメモリープレーヤーでの審査となり、その他のシステムに制限はありません。 9/1(日)の審査となります。上位10台が入賞となります。 |
※日曜日のユーザークラスにつきましてはハイレゾエキスパートのみの開催となります。クラス分けに関しましてはエントリー締め切り後の集計にて平均でクラス分けをするものとします。
※土曜日のチャレンジクラスは日曜日のハイレゾエキスパートクラスとのダブルエントリーの場合のみとなります。土曜日だけのエントリーは不可。日曜日だけのエントリーは可能です。
※各クラス入賞は上位10台としていますが、エントリー台数により変更になる場合があります。
使用する海外ブランド製品については正規輸入品に限ります
※エントリー台数によって審査員は変更になる場合があります。
エントリーはショップ様単位でまとめてエントリーをお願いいたします。
昨年度同様、各エリアショップにFAXにてエントリーしてください。エントリー仕様書(用紙)につきましては、各クラスごとに違いますのでハイエンドカーオーディオコンテストのホームページ上にてダウンロードをお願いいたします。
ハイエンドカーオーディオ協会へ入会(及び継続)されているショップ様からのみの受付となりますので、入会(及び継続)されていないショップ様及びそのお客様は基本的にエントリーできません。特別な事情でショップ様経由でのエントリーができないお客様につきましては個別でのエントリーも受付いたしますが、エントリー費用はハイレゾエキスパートクラス¥30,000となります。チャレンジクラスは¥10,000です。
エントリー費用は食事・宿泊費と合わせて受付ショップ様で事前受付していただき、まとめていただいてから、お振込みにてお願いいたします。お振込み名義とショップ名が異なる場合はその旨をエリアショップにお伝えくださるようお願いいたします。
エントリーについてのお問い合わせは担当エリアショップへお問い合わせください。
ハイエンドカーオーディオ協会入会(継続)申込み、及びお振込み期日は令和6年7月31日(事前にFAXを必ずお願いいたします)
車両エントリーについては令和6年7月1日より7月15日までとします。
車両エントリー費用のお振込みは令和6年7月31日までにお願いいたします。
三十三銀行 阪南支店 普通口座 6002622
ハイエンドカーオーディオ協会事務局 代表 畑中光一
ゴスペルをベースとしたソウルフルでスピリチュアルな歌唱が魅力のシンガー。その伸びやかで太い声を車内でどう再現するかが問われるが、ヴォーカルは明瞭に前に出てくる。決して細身の音像ではなく、鮮明な定位だ。ミシェル・ンデゲオチェロの粘気と芯のあるヘヴィなベースもキーポイント。その音階が克明に聴こえるように意識してほしい。ブランディー・ヤンガーの弾くハープとハンドクラップが音場内の少し後ろにあり、ギターのメロディといい感じに絡む様子もクリアーに出したい。
リズ・ライトの低音域の太さと暗めの音色を忠実に引き出すことが最大の課題。ハープ、ベース、パーカッションがそれぞれ印象的なフレーズでサポートするが、あくまで主役はヴォーカル。歌詞を聴き取りやすい録音なので、その良さを活かすために声と他の楽器のバランスを適切に整えることを心がけたい。その上でギター、ハープ、ベースの音形が曖昧にならないように発音と音色を追い込み、立体的なサウンドに仕上げることが望まれる。
リズ・ライトの「Shadow」は、ゴスペルを基調にしたソウルフルでスピリチュアルな歌唱が特徴の楽曲である。その最大の魅力は、伸びやかで太い声の表現力にある。ヴォーカルは倍音豊かな音色で明瞭に前に出てくるとともに、Plate系、Room系のやや強めな空間エフェクト成分がリスナーを包み込む。
粘り気と芯のあるヘヴィなベースラインが楽曲の基盤を支える。ミシェル・ンデゲオチェロによる、ベースのフィルは、ところどころ、モジュレーションで左右にひろげてあるのが面白い。ドラムは控えめな表現ながら、ややLRの位相がずれた、スネアとキックドラムが不思議な音像で響く。トレモロとコーラスでLRいっぱいに広がったエレピとオルガン、ブランディー・ヤンガーのハープと、ギターのメロディとが正確なリズムで美しくレイヤーされている。
再生においては、リズ・ライトの太くスピリチュアルな声を明瞭に前に出すことが重要である。やや歪みっぽいミックスであるが、そのままモニター的に再生しても良いし、低域に関しては、量感豊かに再生することが重要で、ミシェル・ンデゲオチェロのヘヴィなベースラインの音色をしっかりとその粘り気を損なわないように再生することが求められる。またステレオで近接収録されているハープとハンドクラップの絶妙な空間配置を再現し、ギターとハープとが絡み合う音場の立体感を保つことが重要である。
ゴスペルシンガーでもあるリズ・ライトのソウルフルで存在感のあるボーカルの逞しさ、芯の厚み、安定感を引き出したい。コーラスとの重なりは各々の声の厚みと分離の良さも求められる。リヴァーブ感は少なめであり、声や楽器の音色はドライな傾向のため、色付けなく表現したいところ。ドラムセットは奥へ定位しており、キックドラムのファットなアタックや余韻、音像の周囲にあるエアー感もすっきりと聴かせたい。ミシェル・ンデゲオチェロによるファンキーなベースと、ブランディー・ヤンガーによるハープなど、耳に残るパートも多く、それぞれ丁寧な描写が必要とされる。中央に定位し、一定のフレーズを繰り返すエレキギターのミュート音や、クリーントーンギターの音色がハープとも近く、これらの楽器との描き分けができるかどうか。また電子ピアノに加え、後半になると奥にハンドクラップやオルガンも重なってくるので、それぞれが混濁せず、立体的かつ重層的に描けるようにしたい。
私たちが知っている「禿げ山の一夜」と比べて、打楽器の使い方がたいそうダイナミック(というか派手)。特にティンパニの打音は強烈かつ狂暴。コントラバスのリズムも然りで、それらの響きが鈍重にならないよう心がけたい。トランペットやトロンボーン、チューバを軸とした管楽器の響きも、劈くように凄まじい音色。弦の合奏は、サウンドステージを切り裂くように激しい緩急で動き回る。演奏は全体に硬質なムードだが、それがやかましかったり、うるさく感じられないよう再生するのは至難の業かも。そうした印象を抱かせずに3分辺りまで聴ければベスト。
作曲家がイメージした光景の異常さを想像しながら粗野でストレートな曲調を正確に再現することが課題。R.コルサコフ編曲版のような密度の高いハーモニーは楽譜に書かれていないので、荒々しいリズムと鋭い旋律をそのままダイレクトに再現するのが正解だ。「サバト(魔女の饗宴)」の奇怪な情景を想像するにはベルリオーズ「幻想交響曲」の第5楽章が参考になる。手前に展開するヴァイオリン群とステージ奥のティンパニ、金管楽器群の距離感を再現することも重要。
ムソルグスキーの「禿げ山の一夜」(1867年版)は、力強くダイナミックな打楽器と鋭い管楽器の響きが特徴だ。ティンパニやコントラバスのリズムは圧倒的で、トランペットやトロンボーン、チューバの音色も鋭く印象的である。弦楽合奏は激しい緩急で動き、全体に硬質なムードを醸し出す。この演奏は、各楽器の位置関係や空間表現が明瞭で、特に低域パートと管弦パートのエネルギッシュな描写が求められる。これにより立体的で重層的なサウンドが楽しめる。
2019年のライブ録音で、ローマ・サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団とアントニオ・パッパーノの長年の信頼関係が生み出したダイナミックなサウンドが特徴だ。特に低域パートの量感や、管弦パートのエネルギッシュな表現が際立ち、各パートの位置関係も明瞭に描写されている。トライアングルやシンバル、ティンパニ、タンバリンの定位も明確で、左右チャンネル間の繋がりもシームレスだ。
この楽曲の再生においては、空間表現の微細な部分まで引き出すことが求められる。
打楽器の強烈な響きを活かしつつ、ティンパニやコントラバスのリズムが鈍重に感じられないように注意が必要だ。また、管楽器の鋭い音色が耳障りにならないようバランスを取り、弦楽合奏の激しい緩急を再現することが肝要だ。ステージ奥のティンパニや金管楽器群と、手前のヴァイオリン群の距離感をしっかり再現し、全体のバランスを保つことが求められる。
ローマ・サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団にて18年間音楽監督を務めたアントニオ・パッパーノ。その長年の信頼関係が生み出したダイナミックな演奏である。これは2019年にライブ録音された『はげ山の一夜』(原典版)で、荒々しく迫る低域パートの量感、それに負けないエネルギッシュで鮮度の高い管弦パートの描き分けがポイントとなろう。マイクと楽器との距離は近い印象で、各パートの位置関係も明瞭だ。特にアクセントとなるトライアングルは左側、シンバルは右側、ティンパニやタンバリンは中央付近に適度な広がりを持って定位する。左右チャンネル間の繋がりもシームレスであり、奥行き方向の音場感もしっかりと細く。鮮やかに浮き立つ金管パートや力強い弦楽器パートの直接的な描写だけでなく、この空間表現の機微が引き出せるかが勝負だ。おどろおどろしい大太鼓の強弱つけた連打のニュアンスと弦楽器の低音パートにおけるピチカートの粒立ちなど、低域方向の階調性、見通しの良さも重要となる。
クラシックのオーケストラが課題曲に上がることは多く、分解能や壮大さ、歪みのないステージ表現、各楽器の位置関係の提示など基本となるポイントについては都度書かせてもらっている。その上で本楽曲の“聞かせどころ”を考えたとき、改めて楽曲のこと、楽団と指揮者の立ち位置や特徴について考えてみたい。
セルゲイ・ラフマニノフの手により1936年6月6日に完成した交響曲で、「第3楽章: Allegro」は第1楽章同様にエネルギッシュな音楽性を持ち、スタートから躍動感溢れ途中様々な副主題をはさみつつフィナーレを迎える。そして演奏するフィラデルフィア管弦楽団の本拠地はアメリカだ。「フィラデルフィア・サウンド」と言われる「ゴージャス」な音色を持ち味の1つとしている。指揮者のヤニック・ネゼ=セガンは2012/13シーズンから同楽団の第8代音楽監督に就任、オーケストラに君臨するタイプではなく、メンバーの一員でありオーケストラと協調的なスタイルを取りつつ、熱狂的な演奏をすことで知られる。そしてレーベルはドイツ・グラモフォンということで、解像感を高めたような極端なハイファイ調ではなく、その中で熱狂的でゴージャズな演奏を表現できるか否かがポイントとなるはず。
冒頭のトゥッティ(全ての楽器が同時に音を出す)は第一印象が決まる重要なパートで、分解能や低音楽器の沈み込みとアタック感をしっかりと出して、ダイナミックさと壮大さを演出して欲しい。細かい部分だと、低音楽器の左右の位置関係の表現には注意が必要だ。同時にヴァイオリンやトランペットなどの吹奏楽器の音色や質感も聞かれるはず。時間が短いものの演奏が落ち着く部分も各所にある、そこでは小レベルの音の表現を左右する、SN感や透明感も求められる。といいつつも、楽曲全体を通して抑揚が激しく、演奏のダイナミクスへの追従力を高めメロディアスに聞かせて頂きたい。
2023年に生誕150周年を迎えたロシアの作曲家ラフマニノフ。彼の遺した交響曲で最も有名なのは「第2番」だが、今回の課題曲は「第3番」で、晩年の作品になる。どちらもアルバムに収録されているので、まずは両方を聴き較べてみてほしい。雄大なロシアの大地を思わせるスケール感という共通点はあるものの、ロマンチックな旋律が印象的な「第2番」に対し、「第3番」の明るく華やかな響きは、ハリウッドの映画音楽のようにも感じられるかもしれない。これはロシア革命後に米国に亡命し、ビバリーヒルズにも居住したというラフマニノフの心境の変化が如実に表れているように個人的には思う。
演奏はフィラデルフィア管弦楽団。e-onkyoのサイトにも書かれているとおり、ラフマニノフとは大変繋がりが深く、1936年の初演も当楽団によるもの。それだけに“華麗なるフィラデルフィア・サウンド”とのマッチングは最高で、ヤニック・ネゼ=セガン指揮による、生き生きと躍動しながらも一糸乱れぬ演奏は見事という他ない。
昨年の課題曲が、瞬発力や持続力といったオーディオの基礎体力を問うものだったので、今年は難易度が下がったように感じられたかもしれないが、とんでもない。求められるものは一つ上の次元の調整だ。各ユニットをこれまで以上にシームレスに繋げることは大前提。目指したいのは、フロントガラスをワイドスクリーンに見立てた視覚的体験だ。それも、各楽器が見えるだけの“サウンドステージ”ではなく、曲の展開に合わせて眼前の光景が移り変わっていくような“ランドスケープ”である。できれば事前に、B&W 800D4シリーズのような超視覚的再生をするスピーカーで聴いておくことをオススメしたい。重要なヒントがたくさん得られるはずだ。(長文失礼)
(※順不同)
東北・北海道エリア | サウンドフリークス(担当:佐藤) |
TEL: 0191-39-2841 FAX: 0191-39-2845 |
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北陸エリア | アンティフォン(担当:松居) |
TEL: 076-292-1475 FAX: 076-292-1476 |
関東エリア | マイカーライフ編集部(担当:藤澤) |
TEL: 090-4670-8146 FAX: 029-896-4024 |
東海エリア | レジェーラ(担当:松野) |
TEL: 053-581-8853 FAX: 053-581-8854 |
関西エリア | カーオーディオクラブ(担当:高橋[運営窓口]) |
TEL: 072-697-4711 FAX: 072-697-4712 |
中国・四国・九州エリア | ジパング(担当:道祖尾) |
TEL: 0858-48-1365 FAX: 0858-48-1367 |